
ジェンダーハラスメント(ジェンハラ)とは、性別による嫌がらせや、職務を不平等に決められたり、不当な評価をされることを言います。
本人の価値や能力が性別への偏見を原因として公平に判断されず、キャリアップや昇進の機会が失われ、たびたび問題となっています。
女らしさや男らしさという判断軸で差別的な言動を浴びせたり、相手を非難したりすることもジェンハラの一つです。
男女雇用機会均等法では、募集・採用・配置や昇給などにおける、性別を理由とする差別を禁止しています。
また同じ職種にもかかわらず男女で異なる雇用条件を適用したり、どちらかの性別のみを採用の対象とすることも禁止されています。
LGBTの方に対するジェンハラとしては下記のような例があります。
日本社会ではLGBT・セクシャルマイノリティに対する理解がまだ乏しく、社会的な啓発活動を今後さらに進めていく必要があります。
ハラスメントを防ぐためには、全員が日ごろから他者に対する思いやり、配慮を持って行動し、発言することが重要です。
自分の行動や発言が、固定観念に基づいたものではないか、相手を傷つけることがないかを日ごろから意識していくことによりジェンハラだけでなく様々な問題が解決されていくでしょう。
企業としてはのジェンハラ対策は、社内でジェンダー意識やLGBTについて理解・勉強する機会を設けたり、実際に職場内でジェンハラが起こった場合の対処法方や相談窓口などを設置、共有しておくことが非常に有効な策の1つです。
どのような言動や行動がジェンハラに該当するのかを明確にして社内で共有することで、一人ひとりが理解していきジェンハラがなくなっていくことでしょう。

男女雇用機会均等法では、ジェンハラ自体が措置義務の対象となっているわけではありません。
ただ、ジェンハラの防止に取り組むことで、従業員の就労意欲を向上させたり、ハラスメントを理由としたトラブルや離職を防ぐことに繋がるので、対策を充実させることは企業にとっても大きなメリットがあるといえます。
ジェンハラは、ハラスメントをしている当人にも罪の意識や悪気がないことも多いです。
自分も含む周りの人の行動や言動が、職場の人に対してジェンハラによる精神的な苦痛を与えていないか十分に注意していく必要があると思います。
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この記事の監修者
長谷川 義人
東京労働経済組合
労働組合代表
プロフィール
高校を3ヶ月で中退しフリーターとなる。その後、20歳で定時制高校に通い25歳で定時制大学を卒業。
Tech系ITベンチャー企業にてBtoB営業からキャリアをスタートし、独立して代表として経営まで幅広く経験。
現在は「令和ならではの労働問題解決」に取り組むため、労働組合法人東京労働経済組合の代表に就任。
適法運営を徹底する退職代行サービス「退職代行ガーディアン」を運営し、日本の退職問題の改善と人材の最適配置を支える新たな社会インフラの確立に取り組む。
違法な退職代行が横行する業界の健全化にも力を入れており、労働者が安心して「次の一歩」を踏み出せる社会の実現を目指している。