職場ストレス‐エンジニア編‐

エンジニアとは、「工学(エンジニアリング)に関する専門的な知識やスキルを持った人材」を指す言葉で、「技術者」とも呼ばれます。
エンジニアというと、機械設計や電子デバイス開発のエキスパートという印象ですがが、最近では「システムエンジニア」や「インフラエンジニア」など、さまざまな種類のエンジニアが存在しています。
とくに現代では、インターネット関係のITの専門知識やスキルをもった「ITエンジニア」が活躍しています。
エンジニアは現代社会を支える大切なポジションですがIT業界を中心に不足しており、今後も社会で必要とされる職業であることは間違いないです。
今回は、そんなエンジニアの人たちの職場でのトラブルやストレスなどをお伝えできればと思います。
エンジニアのストレス。現場の声
- 納期に間に合わせるために残業が多くなり帰れない日もある
- 知識のない人間から「もうちょっとこうして欲しい」「こうすればいいのに」「そこ修正するだけでしょ」と簡単に言われることが嫌だ
- ラフスケッチのような仕様書だけでスタートするプロジェクトに困惑する
- 他人の汚いソースを読まなければいけない時に疲れを感じる
全担当者や若いプログラマーなどの尻拭い時にゴチャゴチャなソースだと辛い - システムトラブルなどがあると詳細説明をするのだが、相手が知識のない人への原因説明は疲れる
- 営業の人間は技術側の気持ちをわかってくれないことが多い
「すぐにできます」というのが口癖の営業といく商談はイラっとする - 営業以外の管理業務や技術者の事を「生産性なしの人間」と思っている上司との人間関係が辛い
- お客と話さないといけないときに非常にストレス
お客もコンピューターのように規則正しく振舞ってほしい - 誰にも会わないのにスーツ強制の仕事場は正直窮屈
- 人と喋りたくないからエンジニアになったのにプレゼンをさせられる
- 上司が実験を思いつく度に「あと宜しく」と何もしない
- 知人などに自宅のPCトラブルの相談が来るが断れない
- 人事部から出身大学などに新卒社員勧誘をさせられる
- システム開発で違う会社に出向させられる
- 簡単に「すべてに対応する設計をしろ」と言われる
- 政治的な背景で面白くもないシステムを導入せざる得ない時は辛い

エンジニアにもプライドとやりたいことがある
エンジニアの人達にどんな仕事をしたいですか?と聞くと、ほとんどの方がしっかりイメージを持っていて、給料がもらえればなんでもいいと言う人はいないことに驚かされます。
例えばシステムエンジニアの方は、「本来の開発に専念したい」「ゼロから仕事をしたい」「企画から実働までのすべての工程に携わりたい」「自分の独創性や感性を活かしたい」などかなり能動的に意見が多く、回路設計や機械設計の方は、「商品」にこだわりあり。「世界初」「世の中のためになる」「微細加工」などをしたいと言う声が多いようです。
まとめ
エンジニアの方々はこれからも日本の技術部分を大きく支えてくれている人達です。
会社側はそういったエンジニアの人達が働きやすい環境をつくったり、他の部署の人達もエンジニアの仕事を理解する仕組みや工夫を増やしていけば、未来の会社や日本を大きく進歩させてくれるはずです。
そして現在働いているエンジニアの皆さんは自分のやりたい事や、自分の技術や独創力などが今の会社に合っていないと思ったら転職することを考えてもいいと思います。
自分が求めている仕事をさせてくれる会社が必ずあるはずです。
