退職✕日誌vol.11 トラック運転手:居眠り運転が不安だった

退職✕日誌 vol.11
トラック運転手:居眠り運転が不安だった

『瀕死のトラック野郎』さん 26歳

職業:トラック運転手

Q.働く前はどんな思いで働き始めましたか?

運転は好きだし、大型の免許も取って給料もしっかり貰えるようだから頑張ろうと思って就職しました。

Q.退職を決意するきっかけとなった要因はなんですか?

とにかく仕事が忙しい。
結婚しているのですが、仕事のために夫婦の時間が取れず、朝は5時には出発して家に帰れるのも夜10時頃になることも多いくて、家族と会っても疲れていてすぐに寝てしまう毎日でした。

仕事自体は気楽で職場の人とも仲良くしていましたので楽しく仕事をしていました。
だけど、朝早くて帰りが深夜という生活を続けていると、いつも睡眠不足状態になっていて、このままでは家庭も自分自身も居眠り運転による事故で取り返しのつかないことになってしまうのではないかという不安から退職することを考えました。

Q.なぜ退職代行を利用しようと思ったのですか?また利用してみてどうでしたか?

一度電話で辞めたいと話したのですが、「もうちょっと頑張れ。本当に辞めたくなったら直接来て言え」と言われました。
会社の社長にはなかなか会えず、会えたとしても事務室にいて、その場には社員やお客さんなど常に人がいる状態でした。
そこの場で「辞めます」と言い出すことがどうしても出来ないと思ったので退職代行を依頼することにしました。

Q.退職してみて今の気持ちはどうですか?

自営業に転職して時間を自由に取れるようになりました。
もちろん厳しい部分もたくさんありますが、休みたいときには自分でスケジュールを決めればある程度問題なく休むことはできるし、子供の行事に参加したり出来るようになったので嬉しいです。

事故の危険に関しても、慢性的な睡眠不足から解消されたので奥さんも安心しています。

Q.退職について考えている人達へメッセージをお願いします。

人それぞれ性格や身体に合っている仕事というのは絶対あると思います。
それは一番自分がわかっているのですから、その気持ちを尊重して無理なのであれば早めに辞めたが良いと思います。
自分や家族の未来を考えた決断は大事です。