大人のイジメ-職場-

皆さんは『イジメ』という言葉にどんなイメージをもっていますか?
イジメと言うのは弱者に対しての行為もあれば、加害者本人に自覚がないまま束になって一人を追い込むことも多いです。
また子供だけの話と思っている人もいるでしょうが、世の中には大人同士のイジメも少なくありません。
イジメは放っておくと子供だろうが大人だろうが関係なく、加害者はつけ上がり被害はエスカレートしていきます。
被害者は通常感じる必要のないストレスや肉体的・精神的ダメージを追ってしまい、最悪の場合は自ら命を落とす事になるまで追い込まれてしまう非常に大きな社会問題です。
今回は会社で起こる「大人のイジメ」について話したいと思います。
実際にある職場のイジメ
職場のイジメではいろいろなケースがあります。
パワハラとは少し違って、同僚同士、上司から部下、部下から部長、社長から社員など、どんな関係性だろうと何かの拍子でイジメが起きてしまいます。
そんな職場のよくあるイジメから実際にあった衝撃的なイジメを一部お伝えします。

- 殴る、蹴る、叩くなどの暴行
「何かある度に暴言と同時に頭を叩かれる」
「悪いことは体で覚えるんだと棒で殴られた」
「何か失敗するとデコピンや肩パンチという習慣がある」 - 暴言、侮辱発言
「おいバカ!死ね!」
「生きてる価値ないだろ」
「辞めたら?」
「口答えするな!」 - 罰則
「同じ仕事をしているのに自分だけ給料が少ない」
「仕事が遅いという理由で自分だけ残業代がない」
「自分だけ残業させられている」
「自分だけ朝礼前に掃除をさせられている」
「他人のミスの濡れ衣を着せられる」 - 陰口、仲間外れ
「無視される」
「自分だけランチや飲み会に誘われない」
「部下たちに無能だと陰口を言われ笑われている」
「ありもしない噂を社内で流された」
「自分だけイベントに誘われない」 - 子供のイジメのような嫌がらせ
「私物を隠される」
「デスクにゴミが置いてある」
「資料を捨てられた」
「仕事道具が勝手に古いのに交換されている」
「仕事をまわされない」
イジメは一人ひとりの意識でなくせる
イジメは「自分には関係ないから大丈夫」と思っている人はかなり多いと思いますが、いつのまにかイジメの加害者になってしまっている人はたくさんいます。
また見て見ぬふりをしている人もたくさんいます。
普通の感覚を持っている人であれば何がイジメかどうかの判断はつくはずですし、それが良い事かどうかもわかると思います。
一人ひとりがイジメをしない、見逃さない、加害者にならないという事を意識していくことでイジメを許さないという雰囲気にすることが大事です。
会社としてもイジメによって社内雰囲気が悪くなったり離職者を増やさない為にも、相談窓口をもうけたり、イジメをした人に対しての対応を決めて共有しておくと良いでしょう。
イジメの対象になりやすい被害者によくある行動
- 指導に対して無意味に犯行的な態度をとる
- 挨拶や返事ができない
- ミスが多すぎる
- 理由のない遅刻や欠席、サボりが多い
- 自己主張が激しすぎる
イジメ被害にあったらすぐに相談
もしイジメに自分があってしまった時は我慢する全く必要はありません。
先ずはメンタルを壊さないためにも一人で悩まずに誰かに相談しましょう。
自分一人で戦える人ばかりではないと思いますので、もしイジメがあったら次の対策を考えてみてください。
- イジメ加害者の上司に相談する
- 社内の相談窓口に相談する
- 異動を希望する
- 今の仕事を辞めて転職する
- 労働局、労働組合に相談する

まとめ
イジメは子供だろうが大人だろうが関係なく、被害者の心身に想像以上のダメージを与えてしまいます。
イジメられる方にも原因があると考える人もいると思いますが、その場合はイジメをするのではなくお互い向き合って話し合いで解決できるように意識しましょう。