退職後トラブル対処法。必要書類が届かない!

退職後トラブル対処法。必要書類が届かない!

勤めていた会社を辞めて退職したらそれで退職した会社との関わりはすぐに終了という訳ではないです。
ある程度は退職前に手続きを行いますが、退職してからじゃないと出来ないこともあります。
次の会社に入る際やフリーランスになる場合など、進む方向によって必要な手続きが発生します。そんな時に必要な書類がないと手続きがスムーズにいかないです。
通常は退職後に会社から貰えるのですが、忙しくて後回しにされたり、忘れられていたり、嫌がらせで取り合ってくれなかったりという場合があります。
そんな時の為の対処法をあげておきますので、参考にしてもらえればと思います。

・まずは直接会社へ連絡

何かが貰えない、届かない、手続きされていない。そういった場合は先ずは会社へ連絡してみましょう。後回しや忘れていただけで、すんなり手続きを進めてくれる場合が多いです。
退職代行を使った場合は担当者へ会社に確認してもらいましょう。

・『離職票』が届かない失業保険の申請が出来ない

離職票がないと失業保険の手続きが出来ません。

対処法】:自宅の近くのハローワークに行き、「退職から2週間以上絶ち、会社に離職票が欲しいと複数回伝えたのにも拘らず、離職票が送られてこのないので対処してほしい」と伝えてください。失業保険の手続きは退職日から3ヵ月以内に行えば基本的に満額需給出来ます。

・『社会保険資格喪失証明書』が届かない

社会保険資格喪失証明書がないと、国民健康保険への切り替えなどが出来ません。

対処法】:お住まいの市区町村役場に行き、「会社が社会保険資格喪失証明書を送ってくれないが保険の切り替えをしたい」と伝えてください。
市区町村役場から会社に資格喪失日を聞いてくれて、手続きしてくれます。

もし、この手続きの前にケガや病気などによって病院に行く場合には一度医療費を全額払って領収書をもらい、保険証が手元に来たら返金してもらえば大丈夫です。

・『年金手帳』がもらえない

年金手帳がないと基礎年金番号がわからなくなり、次の会社での手続きなどもスムーズにいかなくなります。

【対処法】:自宅近くの年金事務所へ行き、「年金手帳を会社から渡されないので再発行してください」と伝えてください。

・『雇用保険被保険者証』がない

雇用保険被保険者証がないと新しく働く場所で提出が求められたときに保険者番号すら分からずに困ります。

【対処法】:近くのハローワークへ行き、「雇用保険被保険者証を会社がくれないので再発行してください」と伝えるとスムーズです。

・『源泉徴収票』がもらえない

前職の源泉徴収票をもらえないと、新しい職場で年末調整ができません。

【対処法】:源泉徴収票を交付してもらえない場合は、「税務署や労働基準監督署に相談する」と伝えると、すぐに対応してくれる場合もあります。それでも交付されない場合は、所轄の税務署(住民票がある市町村)に相談し、「源泉徴収票不交付の届出書を出したい」と伝えましょう。税務署から会社に税務指導が入って源泉徴収票が交付されてきます。

まとめ

退職後によくあるトラブルを知り、対処法を学んでいただきました。
一番は上記のようなことが起こらないように、やめる前に確認しておくことをお勧めします。ですが、もし上記のようなことが起きました、このサイトを思い出して対処してくれればと思います。
先ずは会社へ連絡して、対応してくれなそうなら役場などに相談しましょう。