激化するパワーハラスメント

パワーハラスメントとは社会的な地位の強い者(政治家、会社社長、上司、役員、大学教授など)による、「権力や立場を利用した」嫌がらせのことを言います。加害者は名誉棄損、侮辱罪の刑事責任を問われる場合があり、加害者を雇っている企業がパワーハラスメントを放置した場合、職場環境調整義務違反に問われ、加害者やその上司への懲戒処分などが求められる。加害者も指導と思いこんでいることが多く、対処法としては証拠や記録を残し、労働組合や行政機関など外部への相談・告発が有効とされてます。
パワハラ事例
身体的攻撃
殴る、蹴る、突き飛ばす、胸倉を引っ張る、洋服を引っ張る、髪の毛をつかむなど、直接相手に暴力をふるう行為です。こういったことをする輩はどんどんエスカレートするのが特徴です。早急に職場を去るか、証拠をそろえて傷害罪で訴えることを考えましょう。
罵声・叱責
言葉の暴力です。仕事上のミスを許すことができず、乱暴な言葉で罵声・叱責する。人権や自由を侵害するような「バカ」「あほ」「死ね」「辞めろ」などを平気でぶつけてきます。人材教育において感情的になって大声で怒鳴る方法しか知らない者による言葉の暴力。生産性もなく、やられた方は精神的に病んでしまうケースも多い
陰口・悪口
本人がその場にいる、いないかかわらず、誹謗中傷する行為。非常に陰湿。多いのが正社員から派遣社員やバイトへの立場を利用した嫌味。直接行う行為だけがパワハラだと思っている人もいるが、これも立派なパワハラです。個人間の問題ではなく社内全体の問題として解決に取り組むことが大切です。
飲み会への参加強要・飲酒強要
昔からお酒の席で人間関係を深めたりする「飲みニケーション」は素晴らしいことはわかるが、それを立場などを使って、「上司が言ったら来るんだよ」「俺の酒が飲めないのか」「飲めないから仕事ができないんだ」などと無茶苦茶なことを言って飲み会自体への参加の強要や飲めない人への飲酒の強要は少なくない。
以前、飲み会の場で「面白い事をしろ」などの余興の強要があり、熱々に沸騰している鍋に顔面を押し付けて笑うという悪質極まりない行為も問題になりましたね。
悪意のある仕事の増減や強要
自分がやるべき仕事を後輩へ押し付けたり、残業しても間に合わないような量の仕事を押し付けるなどの嫌がらせ行為もパワハラです。逆に仕事を与えずに辞めるまで狭くて暗い部屋に居させるような行為もあります。
プライベートへの干渉
職場や仕事集だけでなく、プライベートでもパワハラの危険はあります。
休日の過ごし方について、「仕事のことを考えろ」「もっと勉強しろ」などと干渉してくるケースや、実際に「休みの間にこれをやれ」「出社して遅れてる分を取りもどせ」「私と一緒に釣りに行くぞ」など本人が望んでいないのに強要するケースは多いです。

まとめ
以上のようにパワハラというのは立場を利用して嫌がらせや、暴力をしたり、言う事を聞くように圧力をかけるなど、他の考えがなく非常に弱い人間がする行為です。
そういったパワハラ行為をする以外の教育方法や人の動かし方が思い浮かばないのでしょうし、思い浮かばない自分を隠すために更なるパワハラ行為を行ってしまう生態なのかもしれません。
自分がそういったパワハラ野郎にならないように、また自分の周りにパワハラの被害者がいたら、助けることまで出来なくても、一声かけてあげましょう。
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